「GODZILLA 怪獣黙示録」読了
昨年の「シン・ゴジラ」大ヒットの興奮覚めやらぬ中で発表されたアニメ映画版ゴジラ「GODZILLA 怪獣惑星」には何の期待も持っていなかったので、その前日譚とされる本書は全く読むつもりはなかったのだが、何やら「ファイナルウォーズ」や「ルーラーズ・オブ・アース」並に東宝怪獣総進撃になっていると聞いたので、急遽読む事にした次第w
○装丁・仕様
・帯あり
・口絵、挿絵等なし。歴史マップあり
・あとがき無し
○本編内容について
・アニメ版の主人公ハルオ・サカキの父:アキラ・サカキが、怪獣による人類の敗北史を綴った証言レポートの体
・登場する怪獣は以下の通り
-カマキラス(親・子複数)
-ドゴラ
-カメーバ(名前のみ。描写なし)
-ヘドラ(作中では人類側の生物化学兵器とされる)
-ラドン(名前のみ。描写なし)
-アンギラス(名前のみ。描写なし)
-ガバラ
-エビラⅢ(名前のみ。描写なし)
-ダガーラ
-ベーレム(作中ではダガーラが分泌する毒とされる)
-アンギラスⅡ(名前のみ。描写なし)
-メガロ(名前のみ。描写なし)
-グリホン(名前のみ。描写なし)
-ゲゾラ(名前のみ。描写なし)
-オルガ(なぜかゴジラ出現以前に出現している)
-カメーバⅣ(死骸)
-カメーバⅡ
-ガニメ(名前のみ。描写なし)
-アンギラスⅣ
-バランⅡ
-バルゴンⅡ
-ゴジラ
-大ダコ(作中ではビッグオクトパスと呼称。名前のみ。描写なし)
-クモンガ(名前のみ。描写なし)
-メガギラス(ほぼ描写なし)
-マンダ(作中別々に2回登場するが、同一個体かは不明)
-ビオランテ(正式命名前の俗称がマンモスフラワー)
-ジラ(成体・幼体)
-ラドンの群れ(ほぼ描写なし)
-ゴロザウルス
-その存在が間接的に示唆されるに留まるがおそらくモスラが存在する
【ネタバレ注意】11/17追記)
-X星人(作中ではエクシフ)
→映画公開初日の舞台挨拶で脚本の虚淵氏がお漏らしw
周囲が慌てて止めたものの、報道されまくりでワロスwww
・怪獣の性質について
-電波を吸収する。その為、発見が困難
-なぜか人口密集地に引き寄せられる
・ゴジラについて
-命名者はヤマネ博士(年代が違うので当然別人)
-あらゆる電波を吸収し、レーダーでの探知は不可能
-熱線発射時以外、赤外線・放射線も確認不能
-潜水艦よりも静かに速く水中を移動出来る
-どんな傷を負っても即座に回復する
-40メガトンの衝撃・熱・放射線にも耐える
・登場する人類側超兵器は下記の通り
-異星人からの技術供与を元に人類が建造した最新鋭原子力空母マティアス・ジャクスン(なんとなくマイティジャックを思わせる響きだが無関係っぽい?)
-戦闘攻撃飛行隊12機中の1機:ガルーダ02(メカゴジラに合体するサポートメカだよね?)
-異星人からの技術供与を元に日本で建造された最新鋭潜水艦(人類最強の海底軍艦):轟天(艦長:神宮寺一佐!)
-その同型艦:震天、驚天
-特殊潜航艇:薩摩(!)
-38式起動戦闘服ジャガーJ
→後に土木作業用ロボットに技術流用(つまりジェットジャガー?)
-欧州の奪還とゴジラ殲滅を目的とした地球連合欧州派遣軍:通称「Gフォース」
-欧州軍の電磁砲塔式多脚戦車:G-HED(ガンヘッド?)
→対空仕様もあり
-極東軍の超音波レーザー【メーサー】戦車
-対ゴジラ用超大型メーサー砲台:マーカライトファープ
-極東陸軍の機動空中要塞:スーパーX
-その改修無人機:スーパーXⅡ
-試作段階の地底戦闘車:モゲラ(ランドモゲラー?)
・この他にも、固有名詞、セリフ、シチュエーションなどに、ゴジラ映画をはじめとする東宝怪獣映画に出てくるそれらを元ネタにしたと思われるものが随所に見られる
○総括
・確かにアニメ版に繋がる前日譚ではあるのだが、アニメ版のことは全く気にせずに独立した話として読めるので、東宝怪獣ファンならオススメ!
・あくまで怪獣と人類との戦闘史を追う証言記録集である為、一本スジの通ったストーリーや展開の起伏があるわけではない
・比較的しっかりとした戦闘描写で読ませる「マンダvs轟天」「ビオランテvs人類側超兵器群」あたりが一応のクライマックスでありカタルシス
・本書が小説独自展開とかではなく、本当にアニメ「GODZILLA 怪獣惑星」へ続く正史だとすれば(虚淵監修である以上、全くの無関係ということは考えにくいが…)、アニメ版は二作目・三作目あたりに大いに期待が持てそう
以上!
11/13追記)
下記でマップ、年表、序章、第1章「出現」-第1節「カマキラス」がまるごと公開されたので、興味のある方はどぞ!
【試し読み】『GODZILLA 怪獣黙示録』 | カドブン
https://kadobun.jp/readings/95
なお、年表の黒塗りは文庫でも黒塗りである。おそらくアニメのネタバレになる部分ではないかと思われる
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